セオドールレーシング・バイ・プレマのプレスリリース

今回F3を制覇したセオドールレーシングのプレスリリースが出ていましたのでご紹介いたします。

セオドールって聞いても若い人はほとんど知らないと思いますが、このリリースを読むとマカオに縁が深い、伝説的なチームである事が分かるのではないでしょうか?

セオドールレーシングは今後も何らかの形でレースを展開するのではないかと言われています。

来年も楽しみですね。

セオドールレーシング・バイ・プレマ 感動的な勝利で第 60 回マカオ GP を制覇

2013年11月17日

セオドールレーシング・バイ・プレマのアレックス・リンのドライブで先代のセオドールレーシングから数えて 7 回目の勝利をマカオ GP の歴史に刻む

セオドールレーシングは 1992年以来、このマカオ GP に戻ってきました。創立者のテディ・イップが故アイルトン・セナを起用して勝利した1983年のレースより数えてちょうど30年と言う記念すべき年でもあります。

英国人ドライバー、アレックス・リンがスタートからゴールまでレースをリードし続けたものの決して容易な勝利ではありませんでした。

セーフティーカーのタイミングやイエローフラッグ等により何度もリードを縮められるスリリングな展開だったからです。

スタート直後、何度もストレートエンドでその差を詰められましたが、山側セクションでリードを広げました。

その様子をスポンサーである SJM(リスボアホテルの親会社) ホールディングスの CEOであるドクター・アンブロス・ソゥがモニターを厳しく見つめる姿が印象的でした。

リンの最大のライバルは 2012年のマカオ GPウイナーのレッドブルのサポートを受けるカーリンからエントリーしたアントニオ・フェリックス・ダ・コスタでした。

ラスト 4 周で 1 秒弱まで詰められるものの、さらにじわじわとリードを広げたアレックス・リンは 1.173 秒のリードを保ちフィニッシュしました。

しかし一方でチームメイトのルーカス・アゥアは、マンダリン・ベントでクラッシュしレースを終え残念な結果となってしまいました。

オーストリア人のルーカス・アゥアは最初に予選でクラッシュしてしまい最後尾からのスタートとなってしまいました。

そしてスタート直後、他車の動きから連鎖反応的に事故が起きてしまいオープニングラップでバリアに激しくヒットしレースを終えてしまいました。

テディ・イップ Jr は

『マカオ GP の 60 回目のこの記念すべき年にセオドールレーシングの名前が戻ってきて御伽噺の様なストーリーを生み出した。スポンサーである SJM と一緒にアレックス・リンの 勝利を見るのは感動的でした。そしてこの勝利はマカオのイベント に貢献してきた父への恩返しとなったと確信しています。アレックス・リンとプレマはパーフェクトな仕事をやりきったと思います。』

と語りました。

この 60 周年記念イベントにセオドールレーシングをカムバックさせるアイデアは今は亡き父への想いから生まれたアイデアです。

父の時代のセオドールレーシングは 1983 年、故アイルトン・セナの勝利から6 回の優勝を記録しています。

チームスポンサーの SJM(Sociedade de Jogos de Macau, S.A.)ホールディングスはホテルグループでマカオGPと長い繋がりを持ち、昨年まではグランプリのタイトルスポンサーを10年以上続けていました。

しかし両者のその関係はさらに古くその親会社であるSTDMがスポンサーをはじめて行ったのは1960年代からであり、もちろんグランプリと結びつけたのはテディ・イップ・シニアである。

ドライバーのコメント

Alex Lynn

このフィーリングはとてもじゃないが言葉に出来ない。去年は3 位だった。そのあと1 日でも早くここに戻ってきてレースがしたかった。もちろん優勝するためにね。

だけど今は自分が優勝した実感が無い。スリップに付かれて多少のバトルをする事は覚悟していた。 だからフロントエンドのセットアップを強くしてバトルに備えたんだ。しかしその必要は無かった。最後の数ラップでリアタイヤがフェードしてしまった。あと少しだ、あと少しだと自分に言い聞かせて我慢した。

Lucas Auer

前の方で誰かがスピンして自分の前にいたクルマがブレーキングをし、逃げ場が無くなってしまった。これがマカオだよね…つまりな んでもありと言う事だよ。それがこのサーキットだ。でも全ては自分が前日にミスをした事が原因だ。そのミスをした事でこう言う結 末になってしまった。

作成者: hiro

縁あってマカオを皆様にご紹介するサイトを立ち上げ今日に至っています。自分の好きなマカオを皆様に伝えるのがライフワークです。

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