子連れマカオ旅行③パンダ園からバスでコロアンへ

二日目午後
11時過ぎに朝食会場を出た満腹の一行が次に向かったのはお隣シティーオブドリームス(以下COD)。

CODはエンターテイメントに力を入れているリゾートで、ここには360°立体シアターの人気アトラクション『ザ・バブル ドラゴンズ・トレジャー』がある。

入るなり正面のドラゴンに食いつく子供達はドラゴンボールの神龍と完全に勘違い(しめしめ、これならきっと反応いいぞ〜)

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ザ・バブル ドラゴンズ・トレジャー

このショーは最近流行のプロジェクションマッピングと舞台装置を融合させて立体感を演出、更に専用シアターならではの音響も効果的なバーチャルアトラクションです。

私は過去に2度観たので内容は知っていたのですが、家族を驚かせたいので予備知識は一切入れずに行きました。

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以前は無料だったので待たないと入場できなかったけれど、今は有料なので空いていて待ち時間もなく快適快適。というか、40人ぐらいしかお客さんいないけど大丈夫かな??

マカオではどんなに初期投資をかけたものでも不採算であればあっという間に閉鎖されるケースがよくあり、過去にはシルクドソレイユが専用シアターで行っていた公演がクローズしています。

リゾート本体が作って運営しているのか、投資家がリスクを取っているのかにもよるのでしょうが、面白いエンターテイメントが無くなりカジノと高級ブランド一辺倒になるのはツライ・・。

有料って言っても大人50mop子供30mop(2014.06現在)なので、設備と内容から考えれば絶対見る価値ありですよ!

大人でも楽しめますので、まだ見ていない方は是非どうぞ。

ショーの本編は10分程度と短いけれど立ち見なのでちょうどよく、見終わった子供達からも大好評のアトラクションでした。

おススメです!→Dragon’s Treasure

 

マカオパンダ館

次に向かったのは『パンダ公園(石排灣郊野公園)』

パンダなら日本でも見られるとか突っ込まないでくださいね。

日本と比較すると、マカオのパンダは並ばないで何分だって立ち止まって見ていられるのが最大の特徴で、ほらこの通り。

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中国人や香港人はいつでもパンダ見られるからねぇ。というわけで、穴場なのです。

パンダとの距離およそ10m!『これ着ぐるみじゃないの?』ってぐらいダラーっと座り込んで、人間のように竹を引っ張り、ムシャムシャ食べる。

そしてこの表情。

ああ、アラフォーのおっさん心を掴むこの可愛さは何なんだ!?

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『美味しそうな顔して食べるなぁ』と感心していたその瞬間

メリメリっと湧いて出た緑の物体・・。

実はパンダは竹の繊維をほとんど消化できず8割もうんちになって出ちゃうのだそうで、繊維の間にある竹の細胞から栄養分だけ食べるため、竹よりも青々としたうんちが出るのだそうな。

(*今更遅いかもしれないけど、見たくない人はパンダの画像をクリックしないでください。)

それにしてもこれほど人気がないパンダも珍しい。→澳門大熊猫館

 

コロアン

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パンダ公園からはみんなでローカルバスに乗り込みコロアン村へ。

パンダ館が有る公園のバス停からコロアン村のロータリーへは、石排灣郊野公園→路環市區 往きに乗ればOK。

バスの乗車時間は数分だし、パンダ園のバス停に停車するバスのほとんどがコロアン村のロータリ1もしくは2(路環市區-1と-2)に停まるので慣れていなくても大丈夫。

タクシーに乗るより簡単で安くて楽しいのでオススメです。

路地歩きでは、妙なポーズの『金ぴか仏像』やどこから持ってきたのかわからないカラフルな「馬の群れ」に遭遇。

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見せたかったのはそうゆう奇をてらったものじゃないんだけどなぁ。

 

それにしても暑い!5月でもマカオは太陽が照り付けると真夏で、午前中降った雨のせいでサウナのような蒸し暑さ!これはツライ。。

5-7月のマカオは1日の中でも天候が変わりやすく、こんな日がよくあります。(この時期に渡航されるなら晴雨兼用傘とハンドタオルを携帯し、水たまりでも大丈夫な靴を準備した方が賢明)

 

あまりの暑さに子供たちが参ってしまい逃げ込んだ聖ザビエル教会前の日陰には、スパイスとオイスターソースの甘い香が漂っていて、『日向と日陰のコントラスト』『黄色いカラフルな教会』『広東語』『屋根を突き破って生えている菩提樹』が、これ以上ないほどの『マカオ感』を醸し出していました。

「ああ!、俺初めてマカオ料理食べたのここだった!」

突然よみがえる記憶に自分でも驚いたのですが、当時座った席や一緒に来た友人、大きな蟹カレーとぬるい青島ビール、ずっと忘れていた事柄が鮮明に蘇って来ます。

(誰にも依頼されたわけじゃないけど)澳門のリアルな日々を伝えようと使命感にかられて、変化の速いマカオの『今』と『これから』ばかり追いかけ取材してきた私は、路地裏のローカル店に座っている時でさえ取材中で、よく知った街は日常の風景だったから、こんな風に思い出がフラッシュバックする事なんかなかったのですが、、

コロアンのゆっくりとした空気がそうさせたのだとしたら、何十年後も変わらない世界遺産観光は家族旅行にピッタリだなぁ、いつか子供たちが再訪することがあったら、私と同じように思い出が蘇るかな?なんて考えたのでした。

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風が川岸から魚を干した匂いして、「くさい」って言ってたけど、これも思い出だよね。

その4へ続く

作成者: hiro

縁あってマカオを皆様にご紹介するサイトを立ち上げ今日に至っています。自分の好きなマカオを皆様に伝えるのがライフワークです。

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