マカオにある建築物の中でもっともポルトガル的な建築物と言われる民政總署は現在でも市役所的な行政事務と図書館として利用されている建物です。
正面から中へ入るとロビーや中庭へ向かう階段の美しいアズレージョ(画タイル)がありますので、是非ご覧になってください。
他の建物でも時折見かけますが。ここのアズレージョが一番です。
図書館の蔵書には17世紀から20世紀にかけての資料が多く、特にポルトガルとその極東での活動資料や文献は、ポルトガルの戦争とスペインに併合されたことによる資料の焼失などにより大変貴重なものとなっています。
1784年に建設された民政総署はその後何度か改修され1874年に現在の建物になりました。
建物正面の広場はこの建物がかつて議事亭と呼ばれていたため『議事亭前地』、もしくはポルトガル語でLeal Senadoと呼ばれていたことから『セナド広場』と呼ばれています。