ポウサダ・デ・モンハはマカオ旅遊学院敷地内に建つ学生の実習を目的としたホテルです。
部屋数が20室と少ないことと、場所が不便なのが難点ですが、ホテルとして大切な客室、価格、サービスに関しては満点で、長期滞在なさる方やマカオリピーター、カジノなどに興味のない方にはうってつけだと思います。
通常シングルが mop600 (2012.3現在)と、大変安く、長期滞在用のパッケージなどもあります。
予約は通常のホテルと違い旅行会社ではなく直接ホテルホームページから行います。
商売ではないのでマカオの混雑時も価格が跳ね上がるようなことが無く、あらかじめ設定された数パターンの価格になっているのが安心ですね。
ホテルスタッフが全て実習生だと思われがちですが、勤務者に混じって数人が学生という感じですので、スタッフの熟練度によるトラブルなどに合うことはまずないと思います。のんびり眺めていると所々で指導をしている姿が見て取れて、ほのぼのしてきますよ。
【館内施設】
【客室】
モンハの客室は昔ながらのポウサダスタイルで室内には落ち着いた色調の家具、浴室はタイルなどがあしらわれています。
ゴテゴテした感じがなくてとても居心地がいい各客室には無料のインターネットのできるPCとアイロンがあるのでビジネスで利用される方にも便利でしょう。
廊下や館内の中庭にもタイルや噴水があり素敵ですよ。
【レストラン】
モンハのレストランと言うと旅遊学院教学餐廰が有名ですが、宿泊客の朝食は別に専用のレストランがあり、毎日焼きたてのパンが出され、オムレツなどもリクエストに応じて作ってくれます。研修生が焼いたオムレツも良い物です。
【注意点】
ここは門限があります。遅れても開けてくれますが、午前0時までには帰りましょう。
客室アンケートには出来るだけ答えてあげましょう。
【旅遊学院 案内】
旅遊学院 (Institute For Tourism Studies)は観光、旅行、ホテルマネージメント、飲食、マーケティングなどを学ぶために1995年開校しました。現在のマカオが観光立国として注目される土壌はここにあります。
ここでは高いレベルの西洋的なサービスと専門知識を徹底して学びます。レストランやホテルなど実践的実習を行うのもとてもユニークな試みですし、国際ボランティアや企業との協力など学生の意識向上にも努め就職まで積極的にサポートしているようです。
ホテルの研修室には客室ベットメイクや清掃のモデル室や様々な床材を実習用に張った廊下、バーテンダーとソムリエのための教室や調理実習室、イベントホールなどとても充実した施設です。