マカオってどんなところ?

渡航の基本情報:マカオ旅行の準備編

 

正式名称

中華人民共和国澳門特別行政区

450年間ポルトガルの統治下であったが、1999年12月20日に中国に返還された。 返還後も50年間は特別行政区として司法・立法・行政の自治権はマカオにある。

 

地理

香港の西南西60km 中国大陸の南東、南シナ海に注ぐ珠江(Pearl River)の河口に位置する。

マカオ半島北部とコタイ地区西武には中国(珠海市)と接しする国境がある他、複数の埠頭がありフェリーや貿易船が行き来している。

 

時差

日本との時差は1時間(日本が10時の時マカオは9時)

 

面積

29.9キロ平米(2013) 古くから埋め立てにより増大してきたが、今後も大規模埋め立てにより拡大予定。

また、隣接する中国珠海市横琴地区の埋め立て地を貸借地として取得利用する事により、マカオ大学や居住区などを建設中

 

人口

60万人(2014)

 

失業率

2.3%(2011) マカオ人で求職していながら仕事がない人はほぼ0%

 

入渡航者

2800万人 うち日本人は約35万人(2013)

 

カジノ収益

約2,679億マカオパタカ(約2兆5,600億円)(2011)

 

言語

公用語は中国語(北京語、広東語)とポルトガル語。ホテルやレストランでは英語が通じる場合が多い。

 

民族

94%が中国系もしくは中国系混血、6%がポルトガル人他外国人

 

通貨

通貨単位はパタカ(pataca)とアボス(avos)。1パタカは10アボス。その他香港ドル、中華人民元が使える

 

宗教

仏教、道教、キリスト教 教会が多いのでキリスト教徒が多いと思われがちだが現在では少数派となっている。

 

マカオ旅行の準備

ビザ

日本人は90日以内の滞在であればビザ不要。旅券の残存期間は滞在日数のほかに30日以上必要(3ヶ月以上が望ましい)

長期滞在を望む場合は中国の長期ビザを取得していればOK、香港・中国以外の外国へ一端出国後再入国すれば日本に帰国しなくても滞在日数がリセットされる。

 

日本との時差

1時間遅れ 日本が10時の時マカオは9時

 

気温

沖縄よりも南に位置するマカオは1年中高温多湿。平均気温は高くて温暖だが、真冬はそれなりに寒くなる。

 

服装と靴

カジノやレストラン、フェリーなど多くの場所でエアコンが強く効いているため真夏でも羽織れるシャツなどは必須。日差しが強いので帽子や日傘携帯がオススメ。

一部の高級レストランを除き、ドレスコードは無いに等しい。サンダルに短パンTシャツなど度を超した格好でなければ問題ないが、日本人として恥ずかしくない常識ある服装を。

石畳が名物の街なので、スニーカーが便利。

 

電圧とコンセント

マカオのコンセントプラグ形状

マカオのプラグ電圧は220ボルト50ヘルツ。

ホテルのコンセントは英国式角3ピンが多いので、変換プラグが必要。

バスルームに日本のプラグもそのまま刺せる汎用コンセントがある場合が多く、フロントでも変換プラグを貸してくれる。

日本の電化製品もプラグ形式が合えばそのまま使えることが多いが、安全に使用するには変圧器(ダウントランス)が必要。

また、ドライヤー等発熱量の多い電化製品は電圧の影響を受けやすいので注意。

 

電話

日本からマカオにかける場合の国番号は(853)

マカオから日本は81の後に電話番号始めの0を取ってダイヤル(090で始まる携帯の場合、819となる)

 

携帯電話

マカオでは3G回線対応携帯電話であれば日本の携帯がそのまま使用できる。(各キャリアで海外利用できるように設定要)

 

プリペイドSIM

SIMフリーの携帯電話やタブレットなどの端末に挿入して使用するプリペイドカードはフェリーターミナルや空港の自動販売機で購入できる。複数の会社が様々なサービス(通話のみ、データ通信のみ、両方など)がある。カードとその設定方法は内容・料金共に頻繁に変わるので現地で確認するのがオススメ。

 

インターネット

世界遺産や大型公園、図書館などには政府の公共無料wifi(WIFI−GO)があり、旅行者も8時から25時まで簡単にアクセスできる。

飲食店で電波が飛んでいる場合、店員に確認すればパスワードをくれる事が多い。

ホテルでは有料無料あるものの日本人観光客が一般的に利用するホテルであれば提供している。

 

澳門の水道水はやや硬水。中国珠海市から供給されている。

衛生状態に問題はないとされているが海水の塩分を除去しきれず塩分濃度の高い時期もあることから水道管の腐食が話題になる事もある。

コンビニ、スーパー等で蒸留水が購入可能。無料で入手できるカジノも多い。

ホテルの客室には大抵無料のミネラルウォーターがある。

 

治安・トラブル

治安はアジアの中では良いとされるが海外であることを忘れず、夜遅くの一人歩きは避け、女性だけでの移動はタクシーなどを利用しよう。

スリなどもセナド広場周辺など観光客が集まる場所で毎月多数被害者が出ている。

タクシーは細かく追加料金の設定があったり、トラブルもあるのでタクシートラブルの項を熟読して欲しい

警察 2857-3333

緊急救助 999

旅行者用緊急援助(英語) 112

ツーリスト・ホットライン 2833-3000

山頂病院 ( S.Januario Hospital) 2831-3731

鏡湖病院 ( Kiang Wu Hospital) 2837-1333

 

観光に適した時期と適さない時期

観光に適した時期

10月下旬から3月がベストシーズン。

12月はセナド広場がクリスマスのイルミネーションで飾られる他、31日には大型のホテルやリゾートで派手なカウントダウンイベントが催される。

旧歴の影響が強く1月1日は祝日だが2日からは通常日となる。

 

観光に適さない時期

4月中旬-10月中旬までは台風が上陸する可能性がある。

6月は雨も多く気温も高いため観光には不向き。

10月の国慶節は中国人観光客で飽和状態になる。ホテル代も高くなるので避けよう。

旧正月(中国の春節)は1週間ほど休みになる店舗が多く、営業していても価格が高くなったりするためオススメしない。春節は1月下旬から2月初旬あたりだが毎年若干のズレがあるので注意。

 

観光に適した時間

マカオは朝寝坊で夜更かし。朝から観光する場合はしっかり計画を立てることが重要

一般の店舗はほとんど10:30から12時に開店。

ランチタイムは13時からのためレストランは12:30開店が多い。カジノ客は一年中24時間楽しめる。

 

マカオを上手に観光するコツ

マカオはとても狭いため行きたい場所には徒歩でも移動できるが、タクシー料金が安いので、ホテル、カジノの無料バス、タクシー、徒歩を上手に組み合わせて歩くのがオススメ。

タクシーやバス、地元店での会話は英語が通じないことが多いが、その代わり漢字での筆談が通じる。紙とペンを持って行こう。