亞婆井前地(リラオ広場)はここのところ、訪れる度に少しずつ変化していたですが、またまた変わっていました。
黒い石壁が建っていた場所の脇に泉ができたのですね。
これなら、昔からここに水場があったという話に納得感があります。
フムフム、これはもしかして『完成』なんでないかい??
いつ工事が終わったのか分かりませんが、まだ水も周囲のタイルやコンクリートも真っ新で、昨日今日終わったように見える状態でした。
そこで、トレビの泉に習って1パカタコインを入れたのですが、見ての通り小さな泉なので、果たして今後コインが増えていくのか・・・。
微妙とは思ったのですが、Wynnの噴水にも入ってますし、新名物誕生の瞬間か!!との淡い期待から入れときました。
ある程度貯まってもすっかり盗まれちゃうかもしれませんが、皆さんも寄ったら覗いてみて下さい:-)
さて、通常ここは下の媽閣廟へ続く道や、ペンニャ教会へ向かう路地から見ることが多いと思うのですが、この写真は反対側の道から撮っています。
こっちからの方が雰囲気良いでしょ? いつの間にか周辺も整備したのですね。
世界遺産とその周辺は日本では絶対にあり得ない早さで、どんどん工事が進んでいます。
更に驚くべきはその変わりよう。
文化財として『現状保存に努める』という日本のような発想は皆無なんですね。僅かな整備事業も遅々として進まない、日本の文化財とその周辺の扱いとは偉い違いです。(部分的に見習ってはどうでしょう?)
そんなわけで、昔とは大きく違うはずの広場ですが、大切なのはその歴史や気持ちなのだと言い聞かせて、この場所にまつわる詩を一つご紹介します。
「リラオの水を飲みし者、マカオから離るること能わず。
マカオこそ其の故郷となりて、マカオに必ずや帰らん。」
出典-マカオ歴史散歩(トンボ社)マッカニーズ詩歌-より