昨夜NHK総合で放送された『妄想ニホン料理 夏スペシャル』をご覧になったかたいらっしゃいますか?
すっごく面白かったんですよ。
『南蛮漬け』という名前の意味を解説し、それをヒントにポルトガル・スペインの料理人が想像した料理を作るという内容だったのですが、
そのヒントとは
・『南蛮 NANBAN』とは16世紀のポルトガル・スペインの事である
・『漬け ZUKE』とは食材を浸ける事である
というもの。
たったこれだけで『南蛮漬け』と呼ばれる日本に伝わる料理を想像するので、普通は全く違う料理になる訳ですが、食材選びや調理方法の一つ一つが興味深く感心してしまいました。
ポン・デ・リマのタシュカ(居酒屋)で作ってくれた『カタツムリの白ワイン煮』は、マカオでもきっと食べられていたんだろうなぁ。
*雨期になると植え込みで大きなカタツムリをよく見かけるのですが、マカオにはかつて持ち込まれて野生化したと思われるアフリカマイマイがいっぱいいます!!
そしてポルトの人気レストランではヒントを見た瞬間に『揚げたイワシのマリネじゃないか?』と核心に迫るコメントが飛び出しビックリ!!
揚げ野菜のマリネと迷いながら出来上がったお料理は、ほぼ正解!と言っていい程素晴らしい『南蛮漬け』でした。
魚はアジではなくてイワシだしマリネには玉葱がたっぷり入っていたけれど、とっても美味しそうでしたよ。
やっぱり南蛮漬けはポルトガル料理だったのですね!
マカオ料理が日本人の口に合うのも、欧風化する日本の食卓に並ぶ料理や調味料、調理方法に南蛮という共通点があるからに他なりません。
再放送があったら是非ご覧下さい。
『妄想ニホン料理』
http://www4.nhk.or.jp/mousou/
それにしても、何でニッポンではなくてニホンなんだ??NHK!!