以前も似たような事を書いたことはあるのですが、夏のマカオ旅行で最も気を使うのは『台風』です。
台風の最大の問題は旅行計画時にはいつ発生するかわからない点で、つまり原因そのものを回避するには、台風シーズンに渡航しないというネガティブな方法しかない訳ですが、ここでは渡航することを前提に技術的な方法で台風による被害を最小限にする方法をお話します。
・夏のマカオ旅行は、直行便を使おう
台風発生時、仮に直撃していなくても海が荒れていると香港までのフェリーが出向できないことがあります。また、マカオは大丈夫でも香港がダメということもありリスクが増えます。
マカオ空港便を使う場合は橋が渡れなくなるリスクも考えてホテルをタイパ・コタイエリアで探された方が良いでしょう。
・台風発生時は手荷物を注意
航空機に荷物を預けてしまうと、フライトキャンセルになっても代替便が出る場合は荷物を出すことができません。台風のときはギリギリまでディレイとキャンセルのどちらになるかわかりませんので、充電器や身の回り品、下着など、キャンセルになってもいいように手荷物を工夫しておきましょう。
・最終日は香港泊
直行便は条件が合わない場合、最終日を香港泊にすることで効果的にリスクを分散できます。香港から香港空港へは陸路ですから海の荒れも問題ありませんし、マカオ空港に比べ香港空港は規模も大きく空港で足止めされても暇つぶしができます。
・香港便を利用するなら日系、毎日運行している会社を使おう
台風でのフライトキャンセルが発生した場合、航空会社によっては代替便が用意されない場合もあります。毎日運行している日系航空会社なら代替便や現地での情報確認など安心です。
・大手旅行会社のツアーを使う
通常はツアーを使わない人もこの時期は候補に入れるメリットがあると思います。
以前、台風でフライトキャンセルがあったとき、マカオ空港で日本人の皆さんを旅行会社の知人と誘導したことがあるのですが、大手のお客様は利用者も多いので情報もおおく臨時宿泊ホテルへの移動や手配など、不安を感じることが少ないと実感しました。一方で同じ旅行会社を使っている人がいなかったり、マカオに現地支店がない場合、綿密なフォローが期待できない場合があります。
もちろん、現地の受け入れ先会社がちゃんとしていれば問題ないので、その場合はガイドの名刺をもらっておきましょう。
・何とかして香港国際空港へ
海が荒れてフェリーが出ない、でも香港からは航空機がぶことはよくあります。前日を香港泊にできない場合は台風が近づいていたら予定を切り上げ、フェリーが動いているうちに香港へ移動しましょう。気が付いた時には既にフェリーが止まっていた場合、中国経由で香港へ陸路移動する方法もあります。(初めての方にはハードルが高いと思います)
・香港空港直撃で便が飛ばない場合は広東へ
香港直撃なら広東は大丈夫です。どうしても予定とおり日本へも戻らなければならないなら広東から飛んでください。
・海外旅行保険は通訳サービス付きの商品を
クレジットカードの保険では緊急時の対応に困ることがあります。通訳サービスなど緊急時の諸対応ができる保険を選びましょう。
これまで書いたアドバイスのいくつかも保険があると助かります。
もっとありそうですが、とりあえずこんな感じです。
皆さんの渡航中にここに書いたような対策が必要ないと良いですね。