新馬路を歩いていると赤提灯のかかった石造りの古そうな建物「文化会館」が目につきます。
パブリックな雰囲気の名前に中をのぞいた事がある人も多いと思いますが、一方で1階の狭さ、そして何となく高級な雰囲気のせいで、ちゃんと入店しなかった人も多い事でしょう。(時々ガードマンが立っているし・・。)
私もその一人で、今回初めてちゃんと上まで上がってみたところ観光客でも気軽に入れるお店でしたのでご紹介いたします。そもそもここは100年ぐらい前に質屋さんとして財をなした『徳成按』というお店の建物で、現在も大きな石の看板が残っていてます。
そのため入り口が重厚な造りになっているんですね。
現在はお土産屋さんと喫茶店、小さな資料館になっています。
先ず一階は骨董などを中心とした高級品のお土産店。
ここでビビると先へ進めないのですが、入ってすぐ右手に長い階段がありますのでそちらを上がって下さい。
2階は結構色々な物が売っていますが、観光客向けの澳門土産店とは品揃えが異なり、カジノチップのライターなんかはありません。ちょっと高級なお茶と茶道具類や置物、宝飾品なんかを扱っているようです。
お店は階ごとに特徴があって、3階では茶藝を楽しめたりもするのですが、マカオには茶藝の文化はありませんでしたので『Traditional』という表記はご愛嬌。茶藝を本格的に楽しみたいなら台湾へどうぞ。
でも、静かで落ち着いたお店なので、美味しい中国茶を茶房でマッタリ頂くなら良さそうなお店でした。
時々ガードマンが立っているのは、展覧会などのイベントを開催することがあるためのようです。
家賃高騰のため、2014年1月でお土産店とカフェは閉店だそうです。