マカオでは同じ場所が、その歴史的背景から様々な言語で表示されています。
基本的には広東語を使用するのが一般的ですが、政府で定める正式名称は全てポルトガル語で作成されますので、道路や広場などは2つの名前を持つようになります。
又、アヘン戦争の頃、マカオは英国軍の管理下に入っていた時代もあり、お隣の香港は完全に英国領でしたから、英語表記や英語読みが妥当といえる物もあります。
マカオナビとしては以下のように定義しています。
- 歴史的重要物の固有名詞はその背景がポルトガルにあるものはポルトガル語よみ(例:サン・パウロ天主堂跡)
- 名詞、助詞など日本語にしたほうが意味が伝わりやすい部分は広東語を参考に日本語表記(例:サン・パウロ天主堂跡)
- 新しいお店などは基本的に広東語だが最近は英語の店名をつけるのが流行っており、日本人には英名のほうが分かりやすい為、英名も表記
- ポルトガル読みだけでは、英語読みしているガイドブックなどを持っている人に分かりにくいので(英語読み)も表記
マカオナビの見解
国や地域によって様々な呼び方、読み方をする事は珍しくありませんが、マカオと日本の2国間での事ですから英語読みは正しくないと認識しています。
あくまで『元ポルトガル領で、その頃の歴史的な重要物が世界遺産に認定されている中国の街』という背景を大切にしないと世界遺産の正しい認識も出来なくなります。
その為には英語読みは妥当でないというのがマカオナビの見解です。