・・・前回からの続きです。
リラウ広場(亞婆井前地)の後ですが、わずか20mほどの場所にマンダリンハウス(鄭家大屋)があります。
ここは澳門の豪商、鄭氏の邸宅跡で1881年に建てられました。
中国建国の父「孫文」にも大きな影響を与えたといわれる文豪・鄭観應の生家である事から、この屋敷は単にポルトガルの影響を受けた古い中国建築ということだけではない意味を持っているんですね。
マカオの世界遺産の中で中国の民家は2つしかないのでチェックして欲しい場所ですが、広くて意外に時間がかかります。もうひとつのほうがコンパクトで見やすいので、半日で回りたい場合はパスしてください。
詳細は→鄭家大屋敷
==おススメ度数3==
マンダリンハウスの次はリラウ広場のわき道(亞婆井街)を登ってペンニャ教会(主教山チュウガウザン)へ向かいます。
路地を奥へ進むと突き当たりに階段があり、それを登ると広い道に出ます。その道を右へ行くとすぐに右側(山側)へ登る道がありますのでこれを登って下さい。この道は道幅6m位の生活動路で脇に公園がありますので迷うことはないと思います。多少蛇行しますがそのまま上がりきれば到着です。
この丘の周辺は高級住宅街で丘の裏側でもマンションの窓辺は良い感じ。
標高62.7mの丘に達つ美しい教会は、世界遺産からは外れたもののマカオナビ的には絶対に外せません。
そもそも世界遺産になる前のマカオ観光において、ペンニャ教会は定番中の定番観光地だった場所で、主教山という名からも分かるようにカトリックの主教館もここにありました。
南湾エリア一体を見渡せる最高の景色と美しい教会は記念撮影のベストポイント!教会内部も綺麗に保たれています。
!注意!
マカオの教会は全て本物の教会で結婚式用ではありません。
小さくても大切な場所なので、「脱帽」「禁フラッシュ」「静粛」を心がけて下さい。
1622年に船乗りの聖母ノートルダム・ド・フランスに捧げられ建立されたペンニャ教会は1935年に現在のゴシック様式で再建されました。
シンプルで美しい教会前の広場から階段を下りると、フランス聖地のルルドを模した洞窟とルルドの聖母像があります。
詳細は→ペンニャ教会
==おススメ度数5==
ペンニャ教会の次は聖ロレンソ(聖老楞佐堂 英語読みセント・ローレンス)へ向かいます。
亞婆井街の階段前まで戻ったら、今度は階段を下りずにそのまま道なりに進んで突き当たりを右折して下さい。
150m程で菩提樹の大木が目印の美しい聖ロレンソに到着です。
(この路は媽閣廟からリラウ広場まで来た道ですが、ここまで来ると「媽閣街」という名から「高棲街」と名前が変わります。マカオの道は短い区間でバンバン名前が変わります。したがって大きな道以外は覚えても旅行者には無意味なのですが、初めての方でも歩けるように道の名前もその都度書くようにしますね。)
またまた続く
より大きな地図で 媽閣廟からペンニャ教会までの道 を表示