最近、マカオを案内する時に定番になりつつあるルートが、
10時くらいに媽閣廟から歩き始めて→セナド広場周辺や福隆新街でランチ→聖パウロ→路地裏を歩いて新馬路→足裏マッサージ
というルート。
ランチやマッサージの時間にもよるけれど、大体17時くらいには終わるし1日でマカオの主な世界遺産は見て回れるので中々好評です。
そんなわけで、マカオナビのお薦めコースも、とっとと書き直さなければならないのですが、、その準備も予てブログにUPしてゆきたいと思います。
ちなみに朝食は、飲茶、お粥、カフェエナタでサンドイッチ+エッグタルトってのが定番。
ホテルのバッフェは最終日の朝が忙しい時だけ利用します。
沢山歩く日は飲茶が良いですね。
【マカオの始まりは媽閣廟】
マカオの歴史は、ポルトガル人の記録以外にハッキリしたものが殆ど無く、媽閣廟もポルトガル人がマカオへ上陸した時には既にあった事くらいしか起源が分からないマカオ最古の道教寺院です。ポルトガル人に、ここ(この島は)はなんという場所か?と尋ねられた人が寺院の名を聞かれたと思って『媽閣廟(マーコー)』と答えたことから「マカオ」とポルトガル人が呼ぶようになったとも言われる、マカオの始まりの場所ですからここは外せません。(*語源に関しては諸説有り)
中へ入ったらお香を売っていますので、購入して実際に参拝してみると良いでしょう。
本堂では航海の安全を祈願する阿媽を祀っています。
グルグル巻きのお線香も個人や会社が参拝して納めたもので、一つ一つ名前の札が付いています。記念に一巻き納めてみるのも良いかもしれませんね。
正殿(1605建築)が一番大きいのですが、岩場の断崖には大小4つのお堂がありそれぞれ神様を祀っています。段数はそれほど多くありませんので、登ってみましょう。
階段で疲れたら目の前のバラ広場で名物のアイスを食べながら一休み。
ちなみにこの広場も世界遺産です。
媽閣廟は朝7時から18時まで開いています。
【イスラム様式の港務局】
媽閣廟の次は港務局へ向かいます。
媽閣廟を正面に左手にお土産店などが並ぶ道を抜けるとT字にあたりますので、突き当たりを右へ進んで下さい。ゆるやかな坂道を数十メートル歩くと坂の上に見える綺麗な建物が港務局です。
1874年に建てられたイスラム様式の建物は、マカオの治安維持のためインドから応援派遣して貰ったムーア人の兵宿舎でした。
現在は建物の一部のみ入る事ができ、中にはムーア兵が実際に使用していた武器などがが飾られています。
9:00-18:00
【母なる泉 リラウ広場】
港務局の次は亞婆井前地(リラウ広場)です。
途中、ポルトガルタイルのお店がありますので、興味のある方はチェックして見て下さい。→西美斯國際貿易公司
リラウ広場は世界遺産登録された後も数年間でも大きく姿を変えました。文化財は昔のまま保存すべきと考えている日本人には驚きですが、百年前の写真とは全く別物です。
重用なのは、ここの井戸水がマカオに住み着いたポルトガル人達の生活用水としてその命の源となったということで、マカオには”Aquele que beber da água do Lilau, jamais esquecerá Macau”(リラウの水を飲んだ者はマカオを忘れることがない)という詩が伝わっています。
さて、長くなったので今日はここまで。