韓国済州島へ行ってみた(1)

台湾編に続く番外編2段目は韓国済州島

普段マカオとその周辺(香港・珠海)にしか行かない私ですが、今回は急遽チェジュ島へ行ってきました。
土曜日の出発を木曜に決めるなんて世界を股にかけるビジネスマンのようですな〜。

きっかけは兄貴分のギャンブラーTさんと話していて『最近はマカオよりもチェジュばっかり』という話を聞いた事から始まります。
皆さんもご存知の通り私程マカオloveな男も少ない訳で、この言葉は放っておけません。
色々質問しているうちに『だったら週末も行くからついて来れば?』の一声に乗って済州島へ乗り込んだのでありました。

あらかじめ聞いていたのは「チェジュは近い」「日本語が通じる」「カジノの規模は小さい」「サービスがいい」という程度。
予備知識がほとんどないまま、マカオからチェジュへ鞍替えするほどの魅力があるのかを検証してきたというわけです。(完全に視察旅行)

初!大韓航空機!CAや機材の感じは想像よりずっといいですね。

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⒈距離について

「近い、近すぎる!」
イメージ的にソウルよりも遠い気がしていたのですが、成田からは往路2時間30分、復路2時間10分とソウルと変わりません。
マカオと比べ往復5時間以上近いというのはインパクトがあります。しかも時間帯がよくて私が乗った大韓航空KE717便は成田9:45発~12:35チェジュ到着、復路KE718便は18:10発~20:20成田着。(税、サーチャージ込み35000円)
これなら本当に日帰りできてしまいます。
そもそも飛行機って離陸前と着陸後にえらく時間がかかるじゃないですか?それも含めて2時間という事は機体が安定してから着陸態勢に入るまでの時間は1時間くらいしか無い訳で、これは衝撃的。関空や福岡からなら尚更ですね。
「近い近い」という意味がよく分かりました。

でも距離が近いだけなら何故ソウルではないのでしょうか?
この疑問も行って分かったのですが済州空港って澳門空港位の空港なんですよ。
そのため到着時も出発時も空いていて帰国時なんか出発1時間前にホテルを出れば余裕でした。
今回泊まったホテルは新済州市の『ザ・ホテル&LasVegasCasino(以下L Vegas)』で、ホテルから空港迄は車で10分掛かりませんでしたからマカオ並の便利さですね。

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これがソウルよりも感覚的に「近い」と感じる要素でした。
便利な時間帯で毎日就航の直行便、安い航空券、空港からのアクセスかぁ。
マカオもいい線いっているんですけどね〜。
これらの要因は日本にカジノができた時も同様のニーズがあると実感。

2.日本語
ホテルも街中もマカオではほとんど通じない日本語がここでは私が声をかけたホテルスタッフの全員と、街に出ると店員さんの4人に1人くらいが片言ですが日本語を話しました。
これは完敗です。
ただ、カジノのスタッフに聞いた話では、年々中国人観光客が増え日本人客が減っているそうで、中国語にシフトしているのだとか。10年前の澳門を見ているようですね。

⒊カジノ
これは逆にマカオの圧勝!規模が全く違います。
(韓国のカジノに詳しい人にとっては当たり前の話かもしれませんが、韓国カジノ初体験なのでお許し下さい)
L Vegasはチェジュでは大きなカジノだと聞きましたがマシンは2列だけで多分15台位、バカラは平場に15テーブル、個室に15テーブル位、その他ルーレットと大小が各1、ブラックジャックは3テーブルでした。
パラダイスという一番大きいカジノも覗きましたが、ここでもバカラ・BJなど平場に25テーブル位、個室は5-10テーブル位らしくて、マシンはざっと見た感じだと40-50台くらい。
規模的には北京街あたりの小さいホテル内のカジノのワンフロアだけって感じでしょうか?

ところが、Tさん曰く「これがいい」のだそうで、
「どうせ他のカジノに行けないんだし、客も少ないんだから関係ない。人数が集まれば個室使わせてくれるし、団体客がいる時に混雑したら日本人専用フロアにしてくれる」と言うのです⁇
それってTさんがVIPだから無茶言っているのでは?他に行けないって、どうゆうこと?

いやー、何事も経験ですね。
マカオ基準で考えていると驚くことの連続です。
済州島のカジノは外国人専用で、カジノの入り口でパスーポートの提示が義務づけられているのですが、カジノホテルの客は基本的にパスポートをカジノに預けっぱなしのため、他のカジノや免税店へ行きたい時にはパスポートを返してもらわなければなりません。
これがめんどくさい=他に行けない
という事なのだそうです。
一回行ってカードを作っておけばいいようですが、普段マカオでパスポートを持ち歩かない私のような人は要注意!
スタッフにこの事を尋ねると、カジノがホテルを用意している場合は他のカジノに行かないのがルールなんですって。(法律とかではなくてカジノとVIPサービスを受けるお客の暗黙のルールって奴です。)
外観がギラギラしていないのも、外国人専用であることやカジノ客が動かないという理由があるのか〜。
私が他店を覗けたのは、スタッフの配慮だったわけです。(ありがとう趙くん)
ちなみに、この手の質問をするのは日本人だけで、中国人客からは観光に行きたいという要望すら出ないとか。

マカオでカジノの個室といえばVIP、ジャンケットの客で最低500万円位無いと入れませんがLVegasでは予算100万円くらいからVIPとしてホテルの部屋を提供してくれるそうで、ちゃんとプレーするお客様なら、次回からは航空券も提供してくれます。もちろん勝っても負けてもです。
ここの場合VIPルームの方が広いのですが、これだと中国人の団体さんとかみんなVIPになっちゃうと納得しました。
全てカジノ本体のテーブルなので、空いている部屋を自分たち専用にしたり、人数が多ければ部屋ごと日本人専用にできるんだそうです。

ち なみに私は予算10万円のローローラーで、個室へ入室できてもミニマムのハードルが高かったのですが、Tさんが「ミニマムを下げて」とリクエストしたら あっさり50000ウォン(5000円)に下げてくれました。(これ、特別扱いではなく、普通の対応だそうです(^o^)/
平場のミニマムは20000ウォン(2000円)だったので、ミニマムはマカオよりちょっと低くて初心者には嬉しいですね。

VIPに関してもう少し補足すると、今回はTさんご一行に混ぜてもらったので空港へのリムジン送迎、ホテル、食事、お土産や観光のアテンドなど至れり尽くせりでした。(飛び入り参加の私以外には航空券も)
ぶっちゃけこのご一行の皆さん50~200万くらいのご予算でしたから、マカオとは比較にならない神対応ですね。
税率や制度、客層も異なるのですから比較しても仕方ないのですが、マカオでは本当のハイローラー以外受けることが難しいこまめな対応に感心してしまいました。
あ、それとこのカジノ内の写真、私が撮影しました。これもマカオでは不可能な対応。
最も空いている朝撮らせてもらったのですが、一般のお客さんがいる中で写真を撮るなんてビックリしました。
そういえばロケ番組でも韓国はカジノにテレビカメラ入ってますもんね。

マカオの観光や食べ物に興味のないTさんにはこういうサービスと手軽さがバッチリハマったのでしょう。
だとすると、ポイントが違いすぎてマカオに引き戻すのは難しそうだなぁ。。

マカオ好きの博徒で韓国他のカジノにも行かれる皆さんは、どう使い分けているんでしょうね?

【済州島と済州島のカジノ(ほぼLVegasのみ)まとめ】
チェジュはソウルより近くて暖かく、普段ソウルに行っている人も一度行ってみるといいかも。
カジノへは外国国籍が無いと入場できない。カジノ付きホテルは8カ所。大型リゾートはあるがカジノはどこも小さい。(規制が厳しく大きくできない)
街やカジノの規模は小さいものの、マカオでは受けられないようなサービスがハイローラーでなくても受けられるし、日本語も通じるのでお手軽安心。
カードはテーブルでシャッフルせずに専用のシャッフルルームで一括作業。
両替は銀行よりもカジノがお得。カジノ内の食事は無料。
平日は24時間やっていない日もある。ミニマムはマカオより低い。
中国人もチェジュだけはノービザ入国可なので7−8割中国人客(このままだとマカオみたいになっちゃうかも!?)
VIPのサービスを受ける時にはその分他のカジノへ気軽に移動できない。

【済州島の概要】
韓国の南にあり韓国人のリゾート地として人気の島。沖縄本島よりチョット大きく、豊富な海産物と自然が特徴。
気候は比較的温暖で緯度は佐賀や大分と同じ位。
観光するところはあまり無くて半日程度で終わっちゃうけれど暖かくなれば透明度の高い綺麗な海でマリンスポーツやイルカウォッチングを楽しめる。
食べ物は美味しい。
国際空港があり成田や関空から直行便が就航しているほか、マカオへも飛んでいる!!

・・・書き切らないので次回へ続く。
次はカジノ以外の食事(美味しかった!)とか観光とかマッサージの事を書きまーす(^O^)/

作成者: hiro

縁あってマカオを皆様にご紹介するサイトを立ち上げ今日に至っています。自分の好きなマカオを皆様に伝えるのがライフワークです。

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