観光客以外に乗る人のいないぺティキャブ。
観光客でもいざ値段を聞くと『エッ?』と躊躇してしまうのが実態で、あんまり乗ったという人に会いません。
東南アジアのどこに行っても良く似たシステム(人力・自転車・バイク)の移動手段がありますが、マカオのそれは壊滅状態です。
高くて、遅くて、坂道は登らない、乗り場が決まっていて、価格交渉がつど必要。どう考えても支持される要素がありません。
この手の乗り物が最も生活に密着しているインドとタイでは観光客だけが相手ではなく、日々の生活の足として活躍しています。価格設定は当然タクシーよりも安くて、目安はバスとタクシーの間くらいでしょうか?
昨今、マカオには2400万人の観光客が押し寄せ交通事情が一変、タクシー不足となりました。新交通システムはまだ時間がかかりそうですし、バスやタクシーはあの道路事情を考えると簡単には増やせそうではありません。
私はこの解決策としてインドやタイの原動機付きサイクルタクシーが最も適しているのではないかと思います。
アジア的であり、観光に向いていて、坂道に強く、小さい。
かつて750台あったぺティキャブ、もう一度エンジン付きで復活させてはどうでしょうか?
その時はインドのようにRIKISHA(人力車の力車が由来)と日本語で呼んで欲しいですね。