領事館より注意喚起が出ています。
皆さん、注意しましょうね。
1.2007年1月1日付安全情報にて注意喚起したところですが、中華人民共和国マ
カオ特別行政区では、日本人観光旅行者をはじめとする外国人観光客が、「いかさま賭
博」に巻き込まれ、多額の金品を巻き上げられたり、カードでキャッシングするよう強
要されるケースや、参加者から借りるよう進められるなどの被害が多発していますので、
再度注意喚起いたします。
「いかさま賭博」の主な手口は、下記2.のとおりです。マカオに渡航・滞在される
方は、以下の点に留意し、「いかさま賭博」に巻き込まれないよう十分注意してくださ
い。
(1)親しげに話しかけてくる者には注意しましょう。相手がしつこくつきまとう場合
には、マカオ治安警察の警察緊急電話「999」に通報したり、通報するふりをし
ましょう。多くの場合、こういった行為で相手が立ち去ることが多いようです。
(2)興味本位や好奇心からの行動は絶対に避けて下さい。旅先では、様々な危険や思
わぬ落とし穴が待ち受けています。リスクのある行動は避けましょう。
(3)万が一犯人らの誘いに乗ってしまい、被害にあった場合は、直ちに最寄りの警察
に届け出るとともに、マカオを管轄する在香港日本国総領事館に相談してください。
2.犯行の手口は次のようなものです。
(1)マカオの街中やセナド広場やマカオ廟(マコミュウ)などの観光スポットで、親
しげに声をかける。
(2)被害者(男性被害者の場合は女性の場合が多い)に、親しげに声を掛けてくる。
英語や片言の日本語で「日本人ですか?」「日本語を教えて欲しい」「翻訳して欲
しい」「案内して欲しい」「今度知り合いが日本へ行くので日本のことを教えてほ
しい」等と言葉巧みに接触してくる。
(3)ある程度観光地の案内などしながら、日本の連絡先などを聞いてくる。そのうち
に周辺にあるホテルの一室や、自分の家・別荘(と称する)へ連れて行かれる。
(4)ギャンブル(トランプ)に勝つ方法を教えると称して「トランプ賭博」の方法を
教えられる。
※ 手口は、3人1組でトランプを行い、事前に2人がグルになり、後から来た1人
を騙す方法や、自分たちがカードを見せあうなど、方法は様々です。
(5)その後、別の人(身内や金持ち等)が現れるとトランプを始め、最初の内は少し
勝てるが、途中から勝てなくなり、最終的には多額のお金を巻き上げられてしまう。
※ 当然、その別の客も「トランプ詐欺」のメンバー、といったケースが多いようで
す。
(6)なお、マカオ警察によれば、途中、飲み物や食べ物に薬物を混入され、現金や貴
重品を奪われるケースも見られるとのことです。
(問い合わせ先)
○外務省海外安全相談センター(国別安全情報等)
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http//www.anzen.mofa.go.jp/
http//www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
○在香港日本国総領事館
住所:46-47/F,One Exchange Square,8Connaught Place,Central,Hong Kong
電話:(852)2522-1184
Fax:(852)2868-0156