HIROさんオススメのエンタテインメント、水舞間に行ってまいりました。
席は最安値のC席でありながら、最前列。
水がかかるという事前情報があったので、近所の100均でレインコートを
調達し準備万端で向かいました。
チケットは事前にネットで購入、グランドハイアットに宿泊したので
コンシェルジュにチケットの引換え場所を聞きに行くと、その場で
チケットをプリントしてくれました。
開演10分ほど前に劇場に到着、場内はほぼ満員で、旗を持った大陸からの
ツアーらしき皆さんがたくさん…日本人には遭遇しませんでした。
席に着くと小さめのバスタオル程度のタオルが各席に置いてありました。
(これは前から2列目までのようでした。水をかぶるのはこの辺まで?)
最前列近くは私たちのようにレインコート着用派と特大ポリ袋利用派で
ほぼ7割、残り3割の人が劇場が用意したタオルだけという状況でした。
少し遅れて開演、ボートに乗った男性が静かに登場しはじまりはじまり。
最前列だと全体像が分かりにくいのでどうかな?と少し不安でしたが、
やはり最前列で良かった!!と思う内容でした。
とにかく舞台が近くて、出演者が柵を乗り出し客席側を向く場面では
ほんの数十センチ先に出演者の顔があります。
私は目が合ってウィンクしてもらいました。
道化役に頭をたたかれる客もいたりして何とも楽しい雰囲気です。
マカオという西洋人から見れば最高の場所とは言えないところで
(NYやLondon等の舞台に比べてですが)、しかももう既に結構な
ロングラン、もしかしたら惰性や手抜きが見えるかも?という不安も
彼らの真剣な表情が全て吹っ飛ばしてくれました。
それほどまでに間近で演技する彼らからは気迫を感じました。
中国人のお客さんは素直に喜びを表して感動するので、拍手や歓声も
多く大変楽しい舞台鑑賞となりました。
ラストの出演者の楽しげな姿は、大変な舞台を乗り越えた安堵感に
溢れており、舞台と客席がともに幸せな一体感で包まれました。
舞台があがったり下がったりする時に、客席の方が動いているような
錯覚にとらわれるのも前列ならではの感覚だったかもしれません。
それから、やはり前列は水をかぶります。
フード付きのレインコートで正解でした。
前列で鑑賞される皆さんはご注意を~