東洋望山はマカオ半島で最も標高の高い97Mの小山で、松が多く生えている事から別名「松山」と呼ばれています。
1622年、砲台が建設され、1637 年から拡大工事が行われました。歩哨の部屋、火薬倉庫、楼塔などがあります。
長い間軍事機密エリアとされてきましたが、1976年にポルトガル軍のマカオ撤退を期に大部分が開放されるようになりました。
灯台、そして礼拝堂、共に非常に面白い存在です。
【礼拝堂】
要塞内の礼拝堂(Nossa Senhora da Guia)は1622建設、1996年の内部保護と修復工事の際に壁画遺跡が発見されました。壁画は聖書の物語が中国の絵画技法を駆使して製作されており、中国と西洋の文化と芸術の融合作品としてマカオでもここにしか見られない特徴です。
内部のフレスコ画はおよそ300年前のものと言われています
【灯台】
1864年完成、1865年9月24日に正式に使用し始めます。
中国を含め最も古い灯台で、高さ13.5メートル。塔内の構造は、3階建てになっています。
【台風シグナル】
ギア要塞の入り口には台風の大きさを表すシグナルが展示してあります。