大人の高級ビジネスホテル
ここには日本人が安心して利用できる環境が整っていた。
グランドハイアットマカオはシティーオブドリーム(以下COD)の東エリアに建つ高級ホテル。
CODは3つのホテルを結ぶようにカジノとショッピングゾーンがあり、10以上の飲食店とフードコート、銀行やプール、劇場やバンケットホールが内包された一つの街で、ホテル利用者にはとても便利な立地です。
建物は2棟に分かれており(Grand Club TowerとGrand Tower)全791室。3階までは共有スペースで行き来が出来ます。
サービスやスタッフが世界レベルであることは言うまでもないのですが、全てにおいてこれといった不満が見つからない優等生ホテルでした。
多くのホテルは、『あれは凄く良いのにここがダメ』といった部分があるのですが、ここはオール85点、バランスシートを書いたら綺麗な丸になるホテルです。
強烈な個性やエンターテイメントがあるリゾートホテルではないのですが、そんな均一的且つハイレベルなサービスこそがグランドハイアットの特徴であり、マカオで最もマカオ的でないホテルかもしれません。
中国本土以外からの旅行者が主な客層と言うだけあって、英語が堪能なスタッフが多いだけでなく、日本語も(片言ですが)話せるスタッフが多いのに驚きました。
これは語学に自信のない旅行者や、静かなホテルが好きなかたにはポイント高いと思います。
コンシェルジュのブライアンさんは日本語バッチリで安心ですし、VIPフロアには日本人マネージャーさんも在籍しています。
都会的でスマートな客室
フォーシーズンズマカオのような女性的なラグジュアリーホテルではなく。グランドリスボアのような重厚で豪華な男性的ホテルでもない、都会的でスマートな印象です。
この印象は客室も同様で、見ての通り『良いホテル』だなぁと一目で分かりますね。
寝具、ガウン、スリッパ、ソファー、WEB環境など全て文句なし。
ティーパックや珈琲以外に缶入りの中国茶葉が有るなんて嬉しいなぁ。
マカオのバスルームは浴槽とシャワーが離れていたり別になっている事が多いのですが、ここのバスルームは近くて使いやすかったですよ。
洗面所には日本のプラグがそのまま使えるコンセントあり。
有線、無線LANはどちらも利用できるほか、ホテル内はWIFIが利用できます。
レストラン
レストランは2つ、マカオの平均的なお店よりやや高めではありますが超高級レストランという訳ではなく、リラックスして楽しめるお店です。
9つのコンセプトを持った 大型ダイニングレストランMezza9 メッサナイン→お店の詳細
北京ダックがお薦めのBeijing Kitchen ベイジンキッチン→お店の詳細
各店とも実際に食事しましたが、中国で食事をしている気がしない、洗練されたお味とサービスの、グランドハイアットらしいレストランです。
ロビーのパティスリーでは美味しい珈琲とマカオ名物のエッグタルトがいただけるのですが、ここのタルトはコロアンのアンドリューそっくり!
空港にも近いですし、お土産にしてもきっと美味しく召し上がれますよ。
大型バンケットなど充実した設備
大型のボールルームは通常4つに分かれていて400-800席のキャパで利用されますが、全ての仕切りを開放すれば2800席という大空間がとれるそうです。
大小のミーティングルームや控え室、それらの専用ロビーなど設備が充実していますので、イベントやコンベンションなどの利用に適しています。
ここなら日本の会社や団体などが使うのにも安心でしょう。
SPAはそれほど広くありませんがミストサウナやコールドルーム、ジャグジーなど設備はしっかりしていて、個室も十分な数がありました。
フィットネスジムの利用は宿泊者のみ、24時間利用OKで、日中はトレーナーがサポートしてくれます。
プールは・・・残念ながら冬期のためクローズ。確認できませんでした。(どなたか、ご利用なさったらコメント&画像お待ちしております。)