コストパフォーマンス抜群
ホリデイ・イン マカオ・コタイ・セントラル(以下:ホリデイ・イン)はサンズ・コタイ・セントラルに2012年オープンした大型ホテル。
サンズ・コタイはコタイストリップを挟んで5つのホテルが隣接する集合リゾートで、ホリデイ・インはその中で最もリーズナブルなホテルです。(注意:マカオ半島側のホリデイ・イン マカオと混同しないように。)
最大の特徴は何と言ってもその価格と利用できる施設、立地とのコストパフォーマンスで、高級なホテルに囲まれながら低価格でも見劣りしないサービスを提供してくれます。
1224室を有する大型ホテルと言うこともあり、同価格帯の他ホテルと比べるとスケールメリットが大きく、プールやショッピングエリア、レストラン、シャトルバスなど、大型リゾートらしい充実ぶりがいいですね。
それでいて、立地はコタイストリップのど真ん中ですから、どこへ行くにも便利。
実は高級ホテルのコンラッドマカオと同じ建物にあり、共有スペースも多いのです。
必要以上のサービスはありませんが、シンプルで価格を抑えたホリデイ・インらしい、新しい選択肢をコタイ地区に提供してくれることでしょう。
【客室】
『手軽な快適さと利便性』というコンセプトに忠実な客室はシンプルだけど安っぽい訳ではなく、満足度が高いと思います。
堅さの異なる2種類の枕が用意されているなど、嬉しい心配りがあるほか、夜もベットメイクが行われるなどこまめな対応が気持ちいいですね。
アメニティグッズは価格なりですが歯ブラシやシャンプーなど必要な物は揃っています。固定式のシャワーは慣れが必要ですが慣れてしまえば問題無し。
日本の電気製品がそのまま使えるコンセントはデスク前に1箇所有り、冷蔵庫はよくある小さなタイプですが空いているスペースもあるので水や外で購入した飲食物を冷やしておく事もできます。もちろんセキュリティボックスも完備。(日本の普通のホテルに揃っている物は全部あります。)
客室内のwifiは有料ですが、ショッピングエリアへ降りれば無料で利用できます。
スイートカテゴリーはリビングなど十分な広さがあるものの備品類は通常の部屋とさほど変わらないのでスイートらしさに欠けます。リビングがどうしても必要でなければお隣のコンラッドの通常グレードか、シェラトンのスイートを利用したほうがいいでしょう。
夏のマカオはプールが大事
先述したとおり、ホリデイ・インのプールはホテルのクラスを考えると非常に大きくて、4つのエリアに大小6つのプールがあります。
エリアと言っても明確な区画があるわけではなく、広々した感じで子供向け、大人向けの区別もありません。
コタイストリップに面しているため景色も風通しも良く、快適で居心地がいいですよ。
プールエリアから眺めるベネチアンがとても綺麗で、夜来ても楽しめると思います。
それと、プールサイドバーのメニューが非常に豊富でフードメニューも充実していますから朝食やランチをプールサイドで済ませるってのも良いかもしれませんね。
ビート板がメニューになっているのもユニークでしょ?
更衣室はロッカーを使う時のみルームチェックがあります。その他プールエリアへの出入りはスルーなので貴重品などの管理はくれぐれも注意して下さい。
シャワールームにはドライヤーなどの備品はありません。
このあたりはリーズナブルなホテルなのでしかたありませんね。
それでもトータルバランスで考えれば満足度の高いプール設備だと思います。