趣味の世界というのは興味のない人にとって、たとえ、すぐ横にあってもまったく素通りしてしまうようなものですが、
何かのきっかけで一度覗いてみれば、長く多くの方々をひきつける世界には奥の深い面白さが溢れていることに気が付きます。
そんな新しい世界へのきっかけになるかもしれない1冊。
世界切手国名事典 アジア・オセアニア
板橋祐己 日本郵趣出版
中華圏ではいまだに人気の高い切手ですが、この本を見るとアジアの切手が近代化の中で大きく変化していった様子や、各国の文化、芸術や思想などがよくわかります。
1枚1枚は小さな切手ですが、その世界は非常に大きくて個性的。
政治色の強いものから芸術性の高いもの、思わず笑ってしまうような楽しいイラストまで様々です。
マカオに関しても、ポルトガル植民地時代から返還後まで、その時々に流通した切手が面白いですよ。
バカラをテーマにした切手なんてマカオだけではないでしょうか?
一方お隣香港の切手には香港映画のスターやトラムが!
私は今回、画像提供というきっかけで切手の世界を垣間見る機会をいただきました。
マカオ観光の中心であるセナド広場には郵便局がありますし、聖パウロ天主堂跡にも階段わきに小さな分局があります。
皆さんも次のマカオ旅行を機に、素敵な切手の世界に触れてみませんか?