- おとな旅. 週末マカオ 日本からいちばん近い欧羅巴- をテーマに万華鏡〈kaleidoscope〉のような町- あなただけのマカオを見つけてください。
デジタル雑誌としてのマカオナビの未来

マカオナビの継続的再開について、一言、これまでの経緯とご報告、そしてご挨拶をさせて頂きたいと存じ上げます。
このサイトは、2007年に創刊者であるHiroさんが「マカオをベースに何かをやってみたい」と言う発案から始まったマカオ専門の日本語サイトの先駆けとも言える存在でした。そのタイミングのマカオは、それまでのカジノ一社独占から、今で言う六大IRへと繋がるべく米国や他の国からの投資が相次ぎ、未曾有の発展を遂げた時期でもありました。そして今、コロナ禍を経て、マカオ新時代とも言うべき、次のフェイズへと移行している訳です。このコロナ禍ではあらゆる事がリセットされ、マカオもその影響をまともに受けてしまったと言えます。それまで年間三十万人を超える勢いだった日本人観光客は姿を消し、2024年は年間で十二万六千人、一ヶ月当たり一万人を数えるかどうか?と、言うレベルにまで落ち込みました。
2024年。Hiroさんに当社からマカオナビのその後を聞いたところ、「いろいろな意味で停滞している」と言うお返事を頂きました。私はマカオのこの大きな歴史の転換点になくてはならない媒体として、マカオナビの存在を見据えておりましたから、Hiroさんに対しマカオナビの継続の意思を申し出ました。Hiroさんも考えるところ、或いは腑に落ちない部分もあったかとは思うのですが、ご自身の事業が多忙になった事などから、このままでは継続が難しいと考えられたようで、当社での継続を了承して頂きました。
しかしそのマカオナビを現在のマカオの状況に据え置いてみると、その環境はあまりにも大きく様変わりしておりました。前述の通り日本人の観光客は激減。受け入れの旅行社はほぼ消滅か中国系企業の傘下に。また政府観光局もその真偽を疑う方向に進み、それまでのマカオナビを継続した場合、政府とぶつかるか海賊サイトになりかね無い立ち位置になっておりました。このような状況の故、当初そのまま再開し、少しずつ手直しをしていこうと考えは極めて初期の段階で崩れてしまい、結果的にコンテンツを全面的に作り直す事となった訳です。
その為にはどうしても協力者が必要と考え、マカオ市内のみならず多くの方にお声がけをさせて頂きました。結果的に政府関係者をして「どうしてあの人と契約に漕ぎ着けたのか?」と訝るほどの大物であり、マカオを代表するカメラマン 陳顯耀氏を招き入れ、新しいマカオナビの主要な部分の動画や写真をお願いする事となりました。その他、マカオを撮り続けた日本人カメラマン小岩氏や、かつてマカオ大に留学。現在は芸能人としてご活躍されている曾田彩乃さん。城西国際大学で、近代マカオ史の研究に取り組んでおられる塩出浩和教授に原稿の執筆を依頼。豪華な執筆陣に揃って頂ける事となり無量の喜びでございます。その他、これから元マカオ政府高官やマカオ出身のレーシングドライバーなど、多くの論客がページを賑わせてくれるだろうと思っております。大いに期待をして頂きたく思っております。
この様な大きな変更が生じた結果、かつてのマカオナビの様に、実際のマカオの旅行者とのコミュニケーションは取れなくなるのか?と心配する向きもあるかと存じます。そこは“この約十年間ほどの間のデジタルプラットフォームの変化を、充分に研究した結果の対応をご用意させて頂いている”とお答えをさせて頂きます。
かつてのHPは情報の最先端でした。しかし今はどうでしょう?デジタルプラットフォームの発達や多様化により、HPはむしろ無くても良いくらいの存在になってきた感じは否めません。そこで私どもはこのマカオナビの立ち位置そのものを大きく変える事といたしました。それはマカオをナビゲートすると言う意味に於いて、その主な目的は些かの変化もございませんが、その手法は改め、web magazine – “デジタル雑誌” としてのスタンスをより明確に固めていこうと考えました。そして読者様とのリレーションはXやInstagramを活用する。そうする事によってより無駄の無い、迅速かつ的確でリアリティに溢れる情報プラットフォームが展開できると考えました。
また現在企画中ではありますが、極めて近い将来、年に一回、日本に於いてムックを発刊すべく現在、各方面と折衝しております。こうする事によって些かそれまでの趣とは異なる事も承知の上で、この新しいマカオナビはマカオの歴史やトレンド、その時の立ち位置を明確にお伝えするデジタルマガジンとして生まれ変わる事をここに宣言いたします。拙い部分もあるかとは思いますが、これからも長い時間、皆様にマカオのトレンドや詳細な情報をお届けする媒体となるべく精進して行く所存でございます。これからのマカオナビを改めて、どうぞよろしくお願い申し上げます。
マカオナビ編集部