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HERITAGE

モンテの砦(世界遺産 – 21)

大炮台(中央炮台) Mount Fortress モンテの砦

1617年(日本:元和3年・江戸時代の初期で前年に徳川家康が死去している。中国:明の時代)に着工、1626年(寛永3年・江戸時代、)に完成。初期の名称は聖ポール砲台と命名されたが、マカオの人々はここを大炮と呼んだ。

 その400年の歴史の中で、大砲台の内部は何度も改修された。大砲台の入り口は南に向いているが、初期段階ではそこは火薬庫であった。かつて中央部には三階建の塔があり、各階毎に大砲が据えられていたが、現在は塔と共に残っていない。当時、その塔の横には四つの部屋があり、総督と兵士の兵舎だったとされる。兵舎の両サイドには砦の出入り口に繋がる階段があった。砦には貯水タンクと軍需品の格納庫があり、万が一敵に砦を取り囲まれ出入りが不能になっても、二年分の物資を貯蔵していた。

 マカオは当時、海のシルクロードの重要な中継港であった。当時の明や清と世界を繋げる役割を担っていた。

 その為、独特な地理的な優位性を狙って他の国や海賊が常に狙われる標的となっていた。1622年6月、オランダ軍がマカオに対して大規模な攻撃を加えてきた。オランダ軍はマカオ半島の東側の海岸沿い(現在のマカオフェリーターミナル・貯水池のあたり)から上陸、進軍を開始した。

 当時まだ、モンテの砦はまだ完成していなかったが、このオランダの進軍に対しては、そこにいたイエズス会の神父がポルトガル兵に協力し、オランダ軍と交戦した。その時に放った弾薬がオランダ軍の火薬の貯蔵庫を直撃し大爆発。これによりオランダ軍を撃退した。

 これがキッカケとなり、ポルトガルはマカオの城壁等の防御関連の工事をより積極的に推進する事になった。当時はマカオの自然な地理的な条件に合わせ、モンテの砦をはじめ、各所を城壁で繋げる計画を立て、マカオの港に出入りする船の安全を管理する様になったと言われている。

 このモンテの砦はマカオ半島の心臓部とも言うべき中心部に位置し、町全体の主軸になる場所であったと同時に、16-17世紀の海上貿易が盛んだった頃、マカオが海のシルクロードとして欠かす事の出来ない地理的条件を兼ね備えていた為、中国本土の玄関口としての機能も兼ね備えていた。しかしこの事がかえって他国の標的になる事が多かった為、防衛の砦としても重要視されていた場所であった。

 1623年から1740年までの間、マカオの総督と参謀の住居でもあった。この砦は軍事規制エリアとなっており、1965年まで一般人は入場が許されなかったが、その年にこの場所を気象庁に譲り渡した為、翌1966年に一般人の入場が許される様になった。

 1992-1993年と1996年に城壁を修繕工事。同年9月より、それまで気象庁だったものを、マカオ博物館に改築。1998年にマカオ博物館がオープンした。

モンテの砦の周辺を含む施設

聖ポール天主堂跡、ナーチャ廟と旧城壁を見てから徒歩で博物館入り口まで2-3分。そこからエスカレーターで上がるか、同じ場所から右手の林の中を通り、坂を登って行く。10分程度だが、傾斜がきつい為、お勧めは博物館の入り口を経由して、モンテの砦の最上部へ行くルート。その他、水坑尾側から坂を上って来るルートもあり。

モンテの砦情報

時 間/ 07:00 - 19:00 (マカオ博物館10:00 - 18:00 / 最終入館時間17:30)
休館日/モンテの砦は無休。マカオ博物館は月曜定休(祝日の場合は開館)
住 所/No. 112 Praceta do Museu de Macau
入場料/モンテの砦:無料/マカオ博物館 火曜日と毎月15日は入場無料、それ以外の開館日は大人15MOP/学生(要身分証明書)8MOP/12歳以下・65歳以上・マカオID所持者は無料。
最寄駅/バス:11・21A・26A・33線
    中區/殷皇子馬路(M171/2)、新馬路/華僑(M134)、新馬路/爐石塘(M143)で下車、そこからセナド広場から徒歩で6-7分で聖ポール天主堂跡、その横に位置。
その他、コタイ地区からの場合、スタジオシティの前のバス停 前連貫公路/新濠影匯(T360)、パリシアンの前 (連貫公路/巴黎人T376/2)、ベネチアンの前バス停 連貫公路/威尼斯人(T363/2)から25線で水坑尾/天神巷(M144/2)下車。進行方向先の最初の角の右手を上がり、目の前の道を更に右へ。
ポルトガル領事館手前脇の道“大炮台斜巷”を上っていくとモンテの砦の入り口に着く。

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