- おとな旅. 週末マカオ 日本からいちばん近い欧羅巴- をテーマに万華鏡〈kaleidoscope〉のような町- あなただけのマカオを見つけてください。
フォーミュラリージョナルの課題とマカオGP

今年で71回目を迎えたマカオグランプリも無事(?)に終了。正直、これで良かったのか甚だ疑問に残る内容だった。

今年からフォーミュラリージョナルのレギュレーションを採用したこのレース。レギュレーションにとやかく言うつもりはないが、このカテゴリーに決めるプロセスと参加資格に問題があった事は事実であろう。
FP1/Q1、FP2/Q2に予選レース、決勝レースというのがマカオGPのフォーマットだが、このFP1からQ2に至るまで、連続して三周以上走る事が無かったと言うのは異常事態と言って差し支えないだろう。もちろんレースでもそれは起きた。全体的にアジア系のドライバーへの批判は多かったが、英語系のサイトではコメント欄に日本人選手への罵詈雑言が英語で溢れかえっていた。
しかし一方の日本側には文句を言い返す一部の理はあるであろう。それはそれで耳を傾ける事としながらも、やはり海外、就中欧州のレースを未だに理解していない事に起因する問題点を消化できずにいる。
一つはいまだに関係者が理解していない事。「欧州に行く時はクラスを一つ落とす」と言う事をちっとも理解しようとしていない。もし日本でSuper Formulaを走っているのであれば、欧州に行ったらFIA F3。日本でFormula Regionalを走っているのであれば欧州ではFIA F4を走れ、と言う意味だ。こう言うと「フランスでのFIA F4では上手くいっている」と言う声がこちらの声量の十倍で聞こえてきそうだ。
それはそうだ。あれはチームは無く主催者の一括エントリーで、鈴鹿で行われているスクールと変わらない。そう言うところでは日本人は速い。しかしひとたび、チームとの戦略、コミュニケーション、フィジカルトレーニングとなると、途端に水を空けられるのが現状である。
それが証拠に今年、日本人ドライバーで唯一何とかなったドライバーはSuper Formula Lightsの選手であった事が、この事実を如実に物語っている。その「何とかなった選手」でさえ、あの欧州の荒波に何度と無く乗っていた船を沈没させられた事を見なかったとは言わせない。
せっかく至近距離で欧州の本流に触れる事ができた訳なので、これを機にどのように選手を育成していけば良いのか?をいま一度、考え直し、次世代のF1ドライバーを真剣に育成していただきたいと思うものである。
またマカオはその条件が整えばF1に直結するレースである事は歴史が証明している(はず)。
そこを考えた時に、果たして本当にリージョナルと言うカテゴリー、それもチームが育てたクルマではなく、チーム所有と吊るしのレンタカーが混在する様なレースで本当に良いのか?をもう一度問うべきでは無いだろうか?
